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ハイエントロピー材料入門

ハイエントロピー材料(HEM)は、複数の主要元素を等モル比近くで含む革新的な材料群です。 高い配置エントロピーによる特異な性質を示し、構造材料から機能材料まで幅広い応用が期待されています。 本シリーズでは、基礎概念から合成法、特性評価、最新の応用までを体系的に学びます。

中級レベル 全5章 約150〜200分

シリーズ概要

ハイエントロピー材料は、従来の1〜2元素を主成分とする合金設計の常識を覆す新しいパラダイムです。 2004年に台湾の葉均蔚教授とイギリスのBrian Cantor教授によって独立に発見されて以来、 その優れた機械的特性、熱的安定性、耐食性から世界中で活発な研究が行われています。

学習目標

  • ハイエントロピー材料の基礎概念と熱力学的基盤を理解する
  • 4つのコア効果(高エントロピー効果、格子歪み効果、緩慢拡散効果、カクテル効果)を説明できる
  • HEA、HEC、HEOなど様々なタイプのHEMを区別できる
  • 主要な合成・プロセス方法を理解する
  • 特性評価技術と計算手法を適用できる
  • 現在および将来の応用分野を把握する

前提知識

  • 熱力学の基礎(ギブス自由エネルギー、エントロピー)
  • 結晶学の基礎(結晶構造、単位格子)
  • 材料科学入門(状態図、固溶体)
  • 機械的特性の基礎(強度、硬度、延性)

章構成

第1章

基礎概念と4つのコア効果

ハイエントロピー材料の概念、歴史、そして独自の性質を支配する4つのコア効果を学びます。 配置エントロピーの計算と相形成の予測について理解を深めます。

歴史と定義 配置エントロピー 4つのコア効果 相形成予測
第2章

ハイエントロピー材料の種類

ハイエントロピー合金、セラミックス、酸化物など多様なHEMファミリーを探求します。 組成設計戦略と新興材料クラスについても学びます。

HEA HEC HEO 組成設計
第3章

合成・プロセス方法

アーク溶解からアディティブマニュファクチャリングまで、様々なHEM合成技術を包括的に解説します。 プロセス-組織-特性の関係についても学びます。

アーク溶解 放電プラズマ焼結 薄膜形成 積層造形
第4章

特性と評価技術

HEMの機械的、熱的、機能的特性を理解し、XRD、電子顕微鏡、APTなどの 評価技術と計算アプローチについて学びます。

機械的特性 熱的特性 機能特性 評価技術
第5章

応用と将来展望

航空宇宙、エネルギー、触媒、バイオメディカルなど現在および新興の応用分野を紹介します。 機械学習による材料探索加速と持続可能性についても議論します。

構造材料応用 エネルギー応用 触媒応用 ML加速発見

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免責事項

本教育コンテンツは、橋本研究室のナレッジベース用にAIの支援を受けて作成されました。 正確性の確保に努めていますが、重要な情報については一次資料および教科書で ご確認ください。