📐 微積分とベクトル解析入門

Calculus and Vector Analysis for Materials Informatics

📚 5章 💻 35コード例 ⏱️ 90-110分 📊 初級
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🎯 シリーズ概要

微積分とベクトル解析は、材料科学・プロセス工学・機械学習のすべての領域で必須となる数学的基礎です。 本シリーズでは、一変数・多変数の微分・積分から、ベクトル場、勾配・発散・回転、線積分・面積分まで、 理論と実装(Python/NumPy/SymPy)をペアで学びます。

📋 学習目標

  • 一変数・多変数関数の微分・積分を理解し、実装できる
  • ベクトル場の概念と物理的意味を理解する
  • 勾配・発散・回転の計算と物理的解釈ができる
  • 線積分・面積分の計算と応用ができる
  • NumPy/SymPyで数値微積分・記号微積分を実装できる

📖 前提知識

高校数学(数学III程度)の基礎知識があれば学習可能です。Pythonの基本的な使い方(変数、関数、リスト)を理解していることが望ましいです。

第1章
微分の基礎と数値微分

微分の定義から、導関数の計算法則、高階導関数まで学び、NumPyによる数値微分(前進差分、中心差分、Richardson外挿)を実装します。 材料物性の温度依存性や反応速度解析への応用も紹介します。

微分の定義 導関数 数値微分 高階導関数 NumPy実装
💻 7コード例 ⏱️ 18-22分
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第2章
積分の基礎と数値積分

定積分の定義、不定積分の計算法、積分と微分の関係(微積分の基本定理)を学び、台形則・Simpson則・Gauss求積法などの数値積分法を実装します。 熱量計算やスペクトル解析への応用も扱います。

定積分・不定積分 基本定理 台形則 Simpson則 SciPy実装
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第3章
多変数関数の微積分

偏微分、全微分、連鎖律、ヤコビ行列を学び、多変数関数の極値問題(ラグランジュの未定乗数法)を扱います。 重積分(二重積分・三重積分)と変数変換(極座標、円筒座標、球座標)も実装します。

偏微分 全微分 ヤコビ行列 重積分 極値問題
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第4章
ベクトル場と微分演算子

ベクトル場の概念、勾配(grad)・発散(div)・回転(rot)の定義と物理的意味を学びます。 ラプラシアン、ベクトル場の可視化、保存場とポテンシャル関数の判定を実装します。

ベクトル場 勾配(grad) 発散(div) 回転(rot) ラプラシアン
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第5章
線積分・面積分と積分定理

線積分(スカラー場・ベクトル場)、面積分(スカラー場・ベクトル場)の計算法を学びます。 Greenの定理、Gaussの発散定理、Stokesの定理を理解し、電磁気学や流体力学への応用を実装します。

線積分 面積分 Greenの定理 発散定理 Stokesの定理
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